開幕までわずか 準備が進む大阪・関西万博の夢洲会場
開幕までわずか 準備が進む大阪・関西万博の夢洲会場
2025年4月13日に開幕する「大阪・関西万博」。オープンまで約4カ月となった12月20日、大阪・夢洲にて「大阪・関西万博 年末夢洲取材会」が開催された。
当日は、夢洲駅側の東ゲート、シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」やオランダパビリオン、韓国パビリオン、残念石を使用したトイレ、そして万博のシンボル「大屋根リング」の工事現場が公開された。
当日は、夢洲駅側の東ゲート、シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」やオランダパビリオン、韓国パビリオン、残念石を使用したトイレ、そして万博のシンボル「大屋根リング」の工事現場が公開された。
大阪メトロ中央線の夢洲駅
大阪・関西万博会場の「最寄り駅」となる大阪メトロ中央線の夢洲駅。夢洲駅の外観も完成し1月の開通を待つばかりだ。

シグネチャーパビリオンのひとつ「いのち動的平衡館」
大阪・関西万博では一人ひとりが互いの多様性を認め、「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するための「シグネチャープロジェクト」として、8つのテーマ事業が設定されている。「シグネチャーパビリオン」は、万博会場の中心に位置し、各界で活躍する8人のプロデューサーがテーマごとにそれぞれ展開する「シグネチャープロジェクト」の起点となる展示パビリオン。
公開された「いのち動的平衡館」は、生物学者である福岡伸一氏(写真)がプロデュースしたもの。コロナ禍に苛まれ、ますます分断が深まる現代社会。混迷から抜け出せないのは「<いのち>とは何かを考える根本的な視点<生命哲学>が抜け落ちているからではないか」と話す福岡氏。「いのち動的平衡館」では、動的平衡をキーワードに、よりよい社会と地球の未来に向けて、いのちを捉えなおすためのフィロソフィーを手渡したいという。
公開された「いのち動的平衡館」は、生物学者である福岡伸一氏(写真)がプロデュースしたもの。コロナ禍に苛まれ、ますます分断が深まる現代社会。混迷から抜け出せないのは「<いのち>とは何かを考える根本的な視点<生命哲学>が抜け落ちているからではないか」と話す福岡氏。「いのち動的平衡館」では、動的平衡をキーワードに、よりよい社会と地球の未来に向けて、いのちを捉えなおすためのフィロソフィーを手渡したいという。

海外パビリオンの建設も順調に
海外パビリオンはオランダと韓国の建物が公開された。オランダのパビリオン「Common Ground」では、在大阪オランダ王国総領事館マーク・カウパース総領事が登壇しコンセプトを説明した。
コモングランド(共通の基盤)の上に立ち、共感して分かち合うことで、新しい価値をともに生み出していこうという考えをテーマにしている。展示内容は、技術、食糧、健康、気候、文化にフォーカスしたものになる予定。
韓国パビリオンはテーマを「With Hearts」とし、サブテーマを「Connecting Hearts, Lives in Bloom(こころを寄り添い、いのち花開く未来へ)」として韓国文化を発信する。外観は高精細なLEDパネルで構成された特大のデジタルサイネージが目を引く。大きさは27×10m(幅×高さ)におよぶ。敷地面積は約3500平方メートルで47の参加国が自前で建てる「タイプA」パビリオンの中で最大規模。韓国の観光名所やK‐POPのコンサート映像などが流される予定。KOTRA大阪貿易館の館長・孫昊吉(ソン・ホギル)さんは「韓国の新たな魅力を感じてほしい」と話した。
コモングランド(共通の基盤)の上に立ち、共感して分かち合うことで、新しい価値をともに生み出していこうという考えをテーマにしている。展示内容は、技術、食糧、健康、気候、文化にフォーカスしたものになる予定。
韓国パビリオンはテーマを「With Hearts」とし、サブテーマを「Connecting Hearts, Lives in Bloom(こころを寄り添い、いのち花開く未来へ)」として韓国文化を発信する。外観は高精細なLEDパネルで構成された特大のデジタルサイネージが目を引く。大きさは27×10m(幅×高さ)におよぶ。敷地面積は約3500平方メートルで47の参加国が自前で建てる「タイプA」パビリオンの中で最大規模。韓国の観光名所やK‐POPのコンサート映像などが流される予定。KOTRA大阪貿易館の館長・孫昊吉(ソン・ホギル)さんは「韓国の新たな魅力を感じてほしい」と話した。


世界最大級の木造建築物「大屋根リング」
大阪・関西万博を囲む大きな円状の建築物「大屋根リング」は万博会場の周囲を木材で囲った世界最大級の木造建築物。建築面積(水平投影面積)約60,000㎡、高さ12m(外側は20m)、内径約615m、1周約2キロのスカイウォークにもなっている。海風に吹かれて歩けば、万博会場だけでなく、海や大阪市内を一望できる。
開幕までまもなく。中華圏からの観光客も多く見込まれ、周辺の在日中国人が経営する飲食店や宿泊施設への集客も期待される。
開幕までまもなく。中華圏からの観光客も多く見込まれ、周辺の在日中国人が経営する飲食店や宿泊施設への集客も期待される。

